・オフィスがあるの？
私は最初の電話やミーティングでいつも、我々の事務所が九州の宮崎（地鶏に宮崎牛、そしてマンゴーがとっても美味しい）にある、ことを話します。でもなぜか、ほとんどの人は私たちが自宅で合間に仕事をしていると思っているので、宮崎の事務所に５名のスタッフがいて他の企業と変わりない普通の時間帯で働いていると聞いて驚きます。写真のようなとても素敵なビーチからたった50メートルの我々のオフィスへ、一度遊びに来てみてください。
・リモートで働くことは難しいのでは？
私はリモートでのリクルーティングしか経験がないので他のことは分かりません。もちろんフルタイムで東京で働くほうが多くの利点があると思います。例えば、もしキャンディデイトとすぐにでも会って話をしたいというときにでも、そのすぐというのがなかなか難しいし、東京にいつもいないということでランダムにでもキャンディデイトと会う機会を逃しているのが現状かもしれません。銀座・赤坂・恵比寿から1000キロ以上離れたこの地で新しいキャンディデイトに紹介される可能性は極めて低いですからね。リクルーティング業界のビジネスイベントにも参加したいけれど毎回それに合わせて出張するのも難しいですね。
・それでもなぜ東京ではなくて宮崎なのか？
一言でいうとライフワークバランスです！スタッフで一番長い通勤時間は車で約10分（自転車だったら約25分）。駅は歩いて１分だけど列車は１時間に１本くらい。朝起きて２時間サーフィンしても午前９時の出勤には余裕だし、本当に波が良ければ、休憩時間や仕事帰りでもまたサーフィンが出来ます。モバイルアクセスでインターネットに接続するれば、どこからでも作業はできます。だいたいオフィスに来て通常の時間帯で勤務しますが（だいたい５時半までには退社してるけど）、必要に応じてそれ以降もどこからでも電話もメールも出来ますしね。以前の仕事で、大都市での通勤と戦ってきたスタッフは、リラックスして仕事に出かけることで、週末に向けて新鮮な気分でもっと集中できるようになったと言います。
・どうやってリモートでのリクルーティングを成功させたのか？
その答えはシンプルです。ニッチを持ち、業界についての知識を蓄積し、仕事を着実にこなし、時間をかけて意味のある関係を築くことです。私たちはよく働きます。東京に行くと、1日に7〜8回のミーティングをします。 月に一度東京を3日間訪れれば、20回から25回の顔を見合わせることができます。
そして私の場合は、大きな国際企業の1つが使用するKPIを利用しています。これには2つの理由があります。一つは、一貫したキャンディデイトの流れを得るため。その為には十分な仕事を集中し続けているかどうかを確認することが必要です。もう一つは、キャンディデイトをKPIを重視する企業に送り出す場合。この時に、KPIについて説明することができます。東京にいないという難しさもありますが、リモートで働くことによって、集中力も高まり、電話をより活用できます。またクライアントとキャンディデイトに話した内容、サービスが、実際に会って話す時間が少ないことを補っているか、も必ず確認します。
つまりは、リモートでのリクルーティングは都市部とそう大きく異なるわけではないと思います。きちんと組織化し、業務に集中し、良好なクライアントとキャンディデイトの関係を持つことは、この業界にいればどこでも重要です。
ぜひ、サーフィンでも会いしましょう！